県肢病研

福岡県立特別支援学校肢体不自由・病弱教育研究協議会

 福岡県立特別支援学校肢体不自由・病弱教育研究協議会(略称「県肢病研」)では、県立特別支援学校の肢体不自由・病弱教育の充実、発展を図ることを目的に、以下のような取組を行っています。

<参加校>

 築城特別支援学校、古賀特別支援学校、福岡特別支援学校、柳河特別支援学校

 田主丸特別支援学校、太宰府特別支援学校、直方特別支援学校、糸島特別支援学校

<県肢病研の取組>

1.定例会…年1回(5月頃)

  参加校8校の管理職と担当者を中心として、教育課程の改善や専門性の向上等の諸課題に係る協議などを行っています。

2.教師間交流…通年

  参加校8校間で、在籍校以外の学校で体験的な研修を行ったり、校内研修における講師として、他校の人材を活用したりしています。

3.夏季研修会…夏季休業中

  毎年、夏季休業中に参加校間で希望者を募り、合同の研修会を行っています。各学校の取組等を共有し、肢体不自由・病弱教育の専門性を高めていくことができるような研修としています。

<本年度の年間事業報告>

〇定例会

 ・定例会…令和7年5月9日

〇夏季研修会…令和7年7月29日

 今年度は、参加者が300名を超え、大変有意義な研修会となりました。午前中は全体講話、午後は各校主催の研修講座を行いました。各校が専門性を生かした研修講座を担当し、講義や実践報告など様々なスタイルで学び合いました。

・全体講話

「国語・算数の実態把握と授業づくり ーSスケールの活用とその基礎ー」
福岡大学 教授 徳永 豊 様

・各研修講座

①「どうする?「身体の動き」の授業づくり ~高等部B類型・自立活動「身体の動き」の指導の実践事例から~」【福岡】
 自立活動「身体の動き」の指導の実践報告をなぞりながら児童生徒の実態理解や指導に関する協議を行い、「身体の動きの指導で大切にしたいこと」などを共有しました。児童生徒の身体の動きを観察・共有しながら指導することで、心身の成長と変化が見られ、継続の大切さと触れ合いの中で課題が見えてくることを実感した研修となりました。

②「チーム対抗 心肺蘇生法大会~本校での研修を受けて~」【太宰府】
 太宰府特別支援学校で実施された小児科Dr.による心肺蘇生法研修を受けて、心肺蘇生法の技術や緊急時対応の在り方を共有しました。実際の研修動画視聴や救急車が到着するまでの8分間の体験を通して、「子どもたちの未来が詰まった8分間」の重みを実感し、命を守るための行動の大切さを改めて認識する機会となりました。

③「小さな「できる!」を積み重ねる自立活動及び各教科の指導」【糸島】
  小さな「できる!」をどのように積み重ねていくと児童生徒の成長につながるかを考え、よい授業づくりにつなげるために大切な、実態把握から目標設定までの手続きについて共有しました。糸島特別支援学校独自の「できるけんシート」をはじめ、Sスケールや指導内容確認表などのツールを活用することで、児童の目標や指導内容がより明確になり、着実に“できる”が増えていくことを実感する研修となりました。

④「どうしてる?教員との連携~私の職場での実践~」【柳河】
 安全な教育環境確保に向けた「連携」について、看護職員の視点から紹介し、教員と看護職員がそれぞれの役割を理解した「連携」について一緒に考えました。連携の大切さを再確認できた研修となりました。