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平成29年度 福岡県立特別支援学校肢体不自由教育研究協議会

 

参加校

太宰府特別支援学校、田主丸特別支援学校、

築城特別支援学校、  福岡特別支援学校、

直方特別支援学校、  柳河特別支援学校

 

 

年間事業報告

○定例会

 第1回定例会 6月21日(水)

 夏季研修会  7月31日(月)

 第2回定例会 2月下旬予定

 

 

平成29年度 夏季研修会

 毎年夏季休業中に実施しております第2回定例会は、本年度から名称を改め「夏季研修会」とさせていただくことになりました。本年度は、昨年度を大きく上回る71名(本校を除く)の先生方に各学校より参加していただきました。各学校の取り組みを共有し、互いの専門性を高めていくことができるような大変有意義な研修となりました。多数のご参加、ありがとうございました。

 

(1)分科会

今年度は、教務に関すること、教育課程に関して3つの類型のそれぞれの分科会を立ち上げ、「自立活動について」の分科会の中からも、「医療的ケア・摂食指導について」の分科会を新しく立ち上げました。合計8分科会で活発な意見交換が行われました。昨年度に引き続き、各分科会にアドバイザーを置き、協議の中で助言をいただく形をとりました。

 

 ・教務全般に関すること

高等部の教育課程(A類型を中心に)、教員の指導体制、入学者選考、個別の指導計画・評価の4つを大きな柱として、協議が行われました。増加する児童生徒数と、多様化する実態にどのように対応していくかが、各校共通の課題として挙げられました。今後も、各学校が連携していき、情報交換を行っていくことが重要であることを共通認識することのできる場となりました。

 

 ・A類型 学習指導等に関すること

教科指導、時数の確保、コミュニケーションなど各学校での教科指導における悩みや工夫点について話し合われました。限られた時間の中での指導内容や指導方法の工夫として、横帯での自立活動の指導を取り入れることや、少ない人数での学習における課題とその工夫として、他類型との交流や、近隣校との交流を行うこと等についての情報共有も行われました。児童生徒の実態に応じた支援機器の活用や、行事・単元の精選等についても各学校の取り組みについての報告がなされました。

 

 ・B類型 学習指導・教材教具に関すること

作業学習、教科学習、評価などをテーマに、各学校で行っている取り組みを中心に情報交換を行いました。幅が広いB類型であるからこそ、児童生徒一人一人の実態に合わせて、目標や手立てを考えることに加え、指導の系統性・継続性を持たせることの重要性について話し合われました。

 

 ・C類型 学習指導・教材教具に関すること

実態の異なる児童生徒それぞれに対する指導方法、教材教具の工夫などについて話し合われました。特にコミュニケーション方法に関して、ツール(支援具)を用いた取り組みついて活発な意見交換がなされました。各学校でC類型の指導において重要かつ課題と感じている、的確に実態把握と指導目標との連携についても、コーディネーターからの助言のもと、協議されました。

 

 ・自立活動・摂食指導に関すること

各自の課題に応じた協議・情報交換を行うため、C類型①、C類型②、A類型の3つのグループに分かれて分科会が行われました。どのグループでも共通して、小・中学部の段階から、高等部での学習内容や卒業後での生活について考えながら、系統的な指導を行う必要性について話し合われました。また、各校で集まって協議を行うことで、類型の定義のズレなどの各校共通の課題についても明らかになり、改善に向けた意見交換も行われました。

 

 ・医療的ケアに関すること

校内体制、摂食の状況、関係機関との連携、卒業後の進路等について話し合われました。特に、医療的ケアの児童生徒のバス利用に関することや研修体制、担任間の引継ぎなどについて、各学校の実態に合わせた様々な取り組みを基に活発な意見交換がなされました。どの学校でも、共通して大切にしていることは、児童生徒の安全面であり、安全を考慮した校内体制を整えていく必要性について、改めて確認することができる場となりました。

 

 ・ICT活用に関すること

様々な情報機器の活用や情報機器を活用していく上での課題等について話し合われました。各学校において、実際に授業で活用しているアプリや機器等についての情報が多く挙げられました。ICTを活用することのメリットだけでなく、デメリッにも目を向けて、ICT機器は、あくまでもツールであり、目標を達成するための手段として最も良い方法であった場合に活用するものであることを確認しました。

 

 

(2)実践報告

今年度は昨年と同様、「準ずる教育課程の指導について」、「知的代替の教育課程の指導について」、「自立活動を主とする教育課程での指導について」の3本立てで行いました。それぞれ、福岡特別支援学校、築城特別支援学校、柳河特別支援学校における実践報告がなされました。教育課程ごとの指導の在り方について検討できる、大変有意義な研修となりました。

 

・準ずる教育課程の指導について(福岡特別支援学校)

「伝えたいことを的確に話す国語科学習」というテーマで実践発表が行われました。児童の見せる背景に迫り、多面的に捉える実態把握の工夫についてや、目には見えない児童の考えや思い、構成を見える形にする支援における、児童の様子の変化について報告されました。各学校での似た実態の児童生徒に対する指導についての情報交換も行われました。国語という教科の枠以外での取り組みについても話し合われました。

 

・知的代替の教育課程の指導について(築城特別支援学校)

「拗音・促音を含む二語文を音読する力を高める国語科学習指導」というテーマで実践発表が行われました。学習指導と指導過程の工夫を基に、児童の学習の変化や教材・教具の工夫等について報告されました。発表をもとに、教材・教具のアイディアに関することや、児童の視知覚認知に対応した指導の工夫等について、多くの質疑応答が行われました。児童が楽しみながら学習していくための工夫について、各校での取り組みも紹介されました。

 

・自立活動を主とする教育課程の指導について(柳河特別支援学校)

「コミュニケーション手段の一つとして、シンボルを使う力を育てる自立活動の指導」というテーマで実践発表が行われました。VTRを交えながら、教材(コミュニケーションブック)や指導場面の紹介が行われました。将来的なコミュニケーションブックの活用方法についてや、コミュニケーションブックに採用する言葉の選別について協議されました。カードと実物のマッチング方法や、コミュニケーションブックを使うことの楽しみを味わう場の設定などについても、各校の取り組みを基に、活発な意見交換が行われました。

 

 

(3)講話

夏季研修会のまとめとして、福岡県教育センター特別支援教育部特別支援教育班の八田信人主任指導主事・総括をお招きして、「新学習指導要領について」というテーマで、講話を行っていただきました。これまでの学習指導要領の変遷や、現行学習指導要領の理念についてのお話をしていただきました。また、新学習指導要領に新たに加わった点や、文言が整理された点、重要なキーワード等についての詳しいお話も聞くことができました。学習指導要領の改訂の方向性とそのポイントを学び、日々の教育活動を見直す良い機会となりました。

 

 

 

 

教師間交流について

県肢教研では、肢体不自由教育の充実、発展を図るための事業の一つとして、参加校6校による教師間交流を実施しています。

 

目的は、以下の通りです。

県立肢体不自由教育特別支援学校及び肢体不自由教育部門設置校間の専門性の向上

  を図る。

・6校間における相互に教師が学び合える研修の場とする。

 

内容は、以下の通りです。

①校内研修等として、指導・助言という形で派遣依頼して行う研修(必要時間)

②研修希望者が希望する特別支援学校(6校間)においての研修(終日、半日)

③教育課程、進路指導、学校教育研究等の各校務分掌等における特定分野に関しての研修、情報交換等に係る研修(必要時間)

 

 

 

 

参加各校のご協力のもと、本年度の福岡県立特別支援学校肢体不自由教育研究協議会を開催できましたことを厚く御礼申し上げます。

今後もより有意義な協議会を通して、教師一人一人の専門性の向上につながるよう、引き続きご協力よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 










 

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